８月５日に宇奈月小学校をお借りして、高知県いの町教育特使 菊池 省三 先生 をお招きし、黒部市学力向上研修会を行いました。午前中は宇奈月小学校の６年１組、２組で公開授業をしていただきました。公開授業では、子供達のちょっとしたしぐさや発言を見逃さず、褒めて、認めて、どんどん子供達からの言葉を引き出していらっしゃいました。また、子供が「よし、やってみよう」と思えるようなユーモア溢れる言葉や言い回しで、望ましい学習の姿に導いていらっしゃいました。みるみるうちに子供達も参観していた先生方も菊池先生の授業に引き込まれていきました。「価値語」という菊池先生の魔法にその場にいた者がかかったようでした。午後からは、「これからの学びに必要な学級づくり」と題して講演が行われました。従来の授業では、学力の「知識及び技能」を重点的に行ってきましたが、これからの学級づくりでは「学びに向かう、人間性」をより重視していく必要があります。しかし、「人間性を育む」ということについて、教員は経験不足であることから、子供としっかり目線を合わせ、子供といっしょに学級、授業をつくっていくという姿勢が大事であるということを学ばさせていただきました。以下に参加された先生の感想をそのまま紹介いたします。
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菊池先生の授業を生で拝見できる貴重な機会をいただき、ありがとうございました。先生の授業から子供の発言、しぐさ、表情など、細かなことを１つ１つとらえ、その子のよいところを意味づけ、価値づけ、認めていくことが大切だと思いました。そうすることで、その子の自信にもなって、どんどん表情が変わっていく様子を見ることができました。またクラスとしても１人の友達を大切に、みんなが繋がって学級の土台をかため、より高いものへと作っていくことが大切だと思いました。そのための教師の働きかけ、力を高め、今後の学級作りをより楽しんでいきたいと思います。
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